エンジニアのための時間管理術おすすめ度:![]()
(2008-12-01)
タイトルにはエンジニアと書いてあるが、内容はシステム管理者に向けたものです。
スクリプトを利用した処理の自動化は、一般のビジネス書にはまず載らないので、
参考になる人もいると思います。
内容の多くは、実行可能な予定を立てろ、優先順位を付けろなど、
一般のビジネスパーソンにも通用するものです。
事前の予想よりも、アナログ・紙面重視の管理スタイルを推奨していました。
残念ながら、アナログ手法主体であれば、
一般ビジネス書の方が日本企業の実情にはマッチしている気がします。
(2008-07-02)
システムエンジニアが時間を管理する上でのポイントなどを知りたくて購入、通読
読んでみると、SEがプロジェクトを達成するためのポイントについてまとめたものではなく、システム管理者(複数のサーバー、ネットワークなどの最終管理者)が日常から直面するクリティカルな問題も含む様々な問題と、プロジェクトを管理するする上でのポイントをサイクルシステムというシステムを利用しての提案になっている。システム管理者が持っている能力や義務は確かに他の人たちとは異なることが大きい。その能力を利用して、タスクを自動化したり、義務をどのようにさばいていくかを具体的に記載してくれている。脳内の能力を記憶に使わずに外部装置を利用するべきというのは、様々な本で共通的に提案されていることだが、本書をよんで改めて感じた。
システム管理者として、業務に追われていると感じているのなら、本書を読んでみることを勧める。筆者の提案しているものそのまま完全に利用するのは様々な環境を想定すると難しいかもしれないが、効率よく仕事をこなしていくためのヒントが多々ちりばめられている書籍になっている。
(2008-03-18)
まず最初に。この本の英語のタイトルは「Time Management for System Administrators」。日本語タイトルと違って、これはあくまでも System Administrator のための時間管理術。
シスアドというのは、ものすごく「on demand」な仕事が多い。ユーザーはマシンが動かないと悲鳴をあげ、マシンは部品が壊れたとアラートを上げる。どれもこれも「書類入れに積み上げておく」ような対処の仕方は出来ない。問題が起こった所に飛び込んで問題を解いてあげるしかない。
しかし、そのような仕事の仕方は作業効率を著しく下げる。事前準備が出来ないからだ。これは人間だけの話ではなく、RTOSと呼ばれるOSはそうじゃないOSを使った場合の60%ぐらいしか処理性能を出すことが出来ない。「緊急時対応」のためにリソースを一部残しておくと、どうしても100%リソースを使うわけには行かないのだ。
この本を読んでいて思ったのは、この本に書かれているやり方はRTOSのリソース管理方法とそっくりだ、ということ。別の言い方をすると「ちゃんと実践すれば、本当に成果が出るに違いないと思われるし、内容は汎用的だ」ということ。
ただし、60% は 60%。この本を読んだら、無茶なスケジュールを立てても大丈夫、とはならないが、その点だけは警告されていなかった。この本を読む前に、念頭に置いて貰えるといっそう効果が上がると思う。
(2008-01-04)
確かにエンジニアに特化した内容も一部ありますが、事務系のサラリーマンにも役に立つノウハウが一杯です。対人関係や調整の多い仕事では、自分の時間は人任せと考えがちですが、逆説的に自分で時間を管理する効率化の余地は大きいと思います。
「自分の記憶力を信用しない」、「ルーチンとは、一度だけ考え、何度も実行するための手段である」、「この世には優先順位は3つしかない」など、簡潔で鋭い指摘がいいですね。
(2007-08-28)
本書はオライリーシリーズだし、ということで購入。
が、これをぜーんぶ守った場合、どうなっちゃうんでしょうね?(笑)
実例チックなトピックスがいろいろ出てくるのですが、事例が極端すぎて参考になりません。それはまだ自分が本物の修羅場を知らないだけかもしれないしれませんが。
で、とにかくすべてを計量化するわけですよ。
1時間毎に自分のPCからビープ音が鳴るように設定し、音の都度、自分の活力と気力を0から10の段階で数値化。両方の数値が高い時間帯にあわせてスケジュール調整。
これは・・・(笑)
この本の筆者の場合は若い時は午前2時、今では午後2時が頭が冴えているそうです。
最終的に掲げた目標に一歩でも近付く、そのために何でもする、という場合はいろいろと参考になりそうです。個人的に「おわりに」にあるあいた時間の有効利用、という箇所に心を打たれました。地域に還元するさまざまな提案があったからです。
自分だけが良ければいいのではなく、自分がまず何らかの生活の基盤なりパワー(地位、お金、立場等)なりを確立し、最終的に余力を使って人助けに向かうという健全な姿勢。すばらしいと思います。体力は相当いりそうですが(笑)