RETURNS(初回生産限定盤)(DVD付)おすすめ度:![]()
(2008-11-30)
帯にあるとおり、「最新J-POPサウンド!」だと思います。
そういう風に、自らをJ-POPだと名乗る立ち位置が、2008年っぽく振り切れていて、なんの言い訳も無く、すがすがしい。
ともかく、復帰作である今作は、滑稽なくらい振り切れている。
特にシゲオ氏のラップ。中国語っぽいイントネーションを模したフローだったり、わざとらしい漢字多用、日本語のインチキ外国語っぽい再生、などなど、あちこち飛び火しまくり、この振り切れ方に立ち会えただけでも、十分楽しいです。最高。
基本的に、テクノサウンド+ラップという方程式。サウンドは、デジタルサウンドの理想体型。なんの脂肪もなく、完璧、鉄壁、ききやすい。全15曲、捨て曲なし。本当にに、本当に、安心して買っていいと思います。
「現在に戻ってきた」のではなく、「未来に戻ってきた」感じが、ふさわしい感じがする。そこはSBKの定位置だと思う。
ただ、面白いのは、その未来が、あくまで「2008年ぽい」ところ。その未来感が、2008年の範疇を出ることはないのが、逆に面白い。このアルバムを聴いていると、なんというか、
「2008年ぽい2008年が戻ってきた!」
という感じなんですね、これが。
2008年という未来。だから、なんというか、「時代遅れ」という名の「未来感」という「現在感」が漂っています(?)。つまり、2008年という年は、現在っぽくもあり、過去っぽくもあり、未来っぽくもあった、ということなのでしょうか。
意味がわからなくてすみませんが、とにかく、聴いてみれば、この奥歯に物のはさまったような表現の真意がわかるような気がしますので、ぜひ聴いてみてください。すぐに!!
(2008-11-25)
SBKことスケボーキング、4年ぶりとなるニュー・アルバム。
その名も「RETURNS!」
去年、SHIGEOはthe samosという別バンドで「KAFKA HIGH」というアルバムを出していて
これがまた形容のしにくい、だが新しい音楽の可能性を見せる傑作だった。
で、この「RETURNS!」にもその流れが入っている。
ミクスチャーバンドしての雑多感もあるけどセイモスで見せたエレクトロニカ、ニューレイヴの要素もこのアルバムにきっちり入っている。
単なるミクスチャーとは一線を画す、更に言うと最近の歌モノヒップホップとも全然違う音像になっています。
先行シングル「elegy train」で見せた音像というのはセイモスの流れをくむウィスパーボイスと
かつてのSBKが得意としていたサンプリング、そしてシックなバンドサウンドということで
あれはあれで名曲だと思うが、それに対して物足りなさを感じた人もいると思う。
しかしこのアルバム、一曲目は活動休止直前の要素を感じさせるインストなのだが
2曲目からは突き抜ける突き抜ける。アッパーチューンを立て続けにかましてくれる。
SHIGEOも初期のような甲高いラップを再び繰り出し、kj、PESなどかつての盟友も加えて
実に活き活きとした気持ちのよいポップ・アルバムに仕上がっている。
しかしトラックのほうは非常にバッキバキ。
片瀬奈那をfeat.した「bath」やミニマムなラブソング「u and i」のようなポップチューンも
ビートの効いていてSBKならではの記名性を感じさせてくれる。
話は逸れるが最近は歌モノのラップ・ソングが縦横無尽にチャートを駆けずり回ってるイメージがあるのだが
そういった曲を聴いても私は何も感じない。
なぜなら歌詞で共感や感動、親しみやすさを得ようとし過ぎて肝心のビート、トラックの面白さがおざなりになっているからだ。
それに大して不満を感じている人はこのアルバムを聴いて欲しい。
ていうかこの音楽で退屈な歌謡ヒップホップをぶった切って欲しい。
まあSBKはミクスチャーバンドでもあるのだが。だからロック好きにも、是非。
気がついたら初期も、中期も、そして別バンドの要素すら呑み込んでしまった感のあるこの「RETURNS」。
いいとこ取りの現在形を、私は支持する。むちゃくちゃ格好いいです。
(2008-11-17)
episodeX良いね!
PVで久々にHIPHOPなKJ見たけど、やっぱカッコいいわ!