デイ&エイジおすすめ度:![]()
(2008-11-28)
ここまでアルバム一枚一枚、実験的に野望たっぷりの音楽の範囲を越境し続けるバンドも珍しい。前作のどれよりも、今回のアルバム、ダンス・ポップというよりももはやシンセ・ポップ。イングランドの三人組ピアノロックバンドKEANE(最新作Perfect Symmetry)のように、誰もが親しめる、そんな『敵をつくらない』という感じのアルバム。
処女作HOT FUSSのような少しトゲのある攻撃的なサウンドが一転して、こんなふうに優しい楽曲のアルバムを彼らが作るとは思わなかった。ボサノバ的な"JOY RIDE"は特に今回のアルバムのキーとなる楽曲。他にも、 世界の民族音楽を所々取り入れ、あいかわらず彼らの地元L.A.の風土をたっぷり嗅がせてくれるアルバム(同じL.A.出身のMaroon 5とはまた違う郷土愛を感じる)。圧巻なのは、イマジネーション。"Human," "Spaceman," "A Dustland Fairytale," そして"Neon Tiger."曲のタイトルだけみてもこんな想像力豊かな歌詞に曲をのせることのできる、彼らの音楽的才能のスコープの拡大版をこのアルバムで垣間見ました。HumanはVictoria's Secret Fashion Show 2008でも使われるほど、2008アメリカを代表する曲に育ちました。捨て曲なしの渾身のアルバム。
(2008-11-23)
1st 2nd共に大好きだけど正直数曲イマイチな曲があったりして中だるみを感じたりもしたけど3rdは中盤も良曲揃いで聴いててスーって聴けます
そこが最初の2枚と大きく違う所かな
まあ1st 2ndの方がシングル曲を筆頭にインパクトがあったけど今回はコレ1曲!!!ってのはないけど全体としたら一番まとまりと言うか統一感があると思う
長く聴けそうな1枚に出会えた感じ
(2008-11-23)
アメリカのロックバンド・the killersの3rdアルバム。
1st,2ndと比べるとどうしても見劣りする。the killersにしかだせないような音では無くなっているような。U2にでもなりたいのだろうか。
1st2ndの重々しさがなく、良く言えばポップで聴きやすいが悪くいえば音楽のカドが取れ彼らの特徴を殺してしまったのではないだろうか?
進化では無く、変化だと思う。
ただ、クオリティは高く良いアルバムです。
オススメは2.3
(2008-11-18)
煌びやかでグラマラスなムード、有機的かつエモーショナルなロック・グルーヴ。2枚のオリジナルアルバムで確立したthe killersのサウンドを、よりポップなスタイルに昇華させることに成功した、文句なしの最高傑作。
さらに磨きがかかったソングライティング・センスに加え、ついに多彩という表現では追いつかなくなってしまった感もある、全12曲をまさに12通りのスタイルで聴かせるアレンジ面での充実振りにも目を見張るものがある。
分厚いブラス・サウンドで幕を開ける1、ファンキーなベースとシャープなギター・カッティングに外連味たっぷりのサックスが絡むディスコ・ナンバー4、ワールド・ミュージック的コーラスが印象的な6、トロピカルな開放感漂う7あたりは、それこそ第一印象では意表を突かれるほどの新機軸である。
しかしそれ以上に、彼等の溢れ出るアイディアをそのまま反映させていったかのようなサウンド面での新しい試みさえ、いわゆる実験のままで終わらず、いつの間にかグルーヴとメロディに消化吸収し、最終的には確実に血肉化している点に驚かされる。
そういったバランス感覚や、過去最もエレクトリックな感触ながら壮大で温かみが感じられるサウンドの印象については、sawdust製作時から交流を深めていたプロデューサーstuart priceに負うところも大きいと思われる。
何しろ先行シングル2は、sawdust製作時にすでにほとんど完成していた(あまりに出来が良すぎたため次のアルバムに取っておくことになったらしい)というのだから、お互いの相性の良さは保証済み、そして今作で見事に実証されたというわけである。