ジェニファー・ハドソン(2ヶ月限定スペシャル・プライス盤)おすすめ度:![]()
(2008-11-06)
『Dreamgirls』で、彼女の歌声に魅せられたぼくは、デビューアルバムを心待ちにしていた。国内版を待てずにUSA盤を買った。だが、そこにあるのはありふれたR&Bだった。もちろん、彼女の歌唱力はうかがえる。でも、『Dreamgirs』でぞくぞくさせてくれた、あのパワフルでソウルフルな歌声は、全体として抑え気味になっている。売れることを願うのはわかるが、今風のR&Bでは彼女の魅力を十分に引き出せない。時代の流れなんかに左右されない、彼女らしいアルバムをつくってほしいので、あえて★三つです。
(2008-10-30)
惜しい。もうちょっとで名盤なんだけど、全体にちょっと散漫で、何かが足りない。同じ“ボス”が手がけたホイットニーのデビュー・アルバム『そよ風の贈りもの』を100とすると、これは77ぐらいだろうか。楽曲の粒も揃っているし、もちろん彼女もその実力を惜しみなく見せてくれているので、『ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション』などにより、彼女に対して何らかの思い入れのある人(含むオレ)であればそれなりの満足感は得られるはずなのだが、それほどでもない人にとって、このアルバムがどの程度魅力的に感じられるのかは、ちょっとわからない(試聴されることをおすすめする)。
それでも、シングルカットされ(全米60位を記録)、彼女の名刺代わりとなっている“And I Am Telling You I'm Not Going”が再収録され(『ドリームガールズ:デラックス・エディション(DVD付)』収録のものとは異なる、トラックの最後に“Love, Love Me Baby”がかぶさらないバージョン。ちなみにこのサントラには、全米ダンスチャートで1位になった同曲の“Dance Mix”も収録)、加えて“SATC”劇場版サントラに提供した曲を含む2曲―どちらもダウンロード販売あり―が追加されるなど、パッケージとしての魅力はしっかり持っていると感じた。
もちろん、解説・歌詞・対訳つき。
さて。
ここ1週間の間に、彼女とその家族の身に降りかかった出来事は、あまりにもむごすぎるものだった。彼女が心に受けた傷が一体どれだけのものか、おそらく、彼女以外の誰にもわからないだろう。けれど我々は、その歌声を耳にすることで、彼女とつながっている。世界中にいるたくさんの人々が、それぞれの想いと共に彼女の歌を聴いている。そのこと自体が、きっと彼女の力となってくれるはずだ。
どれだけ時間がかかってもいい。
“Next One”を、待っています。