Live in Europeおすすめ度:![]()
(2007-06-23)
自慢できる話ではありませんが、"ドック・オブ・ザ・ベイ"でO.レディングを知ったのは良かったものの、いわゆる若かれし頃(^^;はヒット曲志向の洋楽ファンであったため、それ以上突っ込んだ聴き方はしませんでした。今になって、ロックやソウル、R&B、パンクもニューウェイブも、兎に角聴き逃していた音/アーティストをいろいろと追い駆けまわっています。
本作もソウル・ファンの方なら必ず通過してきておられるであろう名盤の1つですが、いや、(欧州でのライブであるにも関わらず?)ソウルのライブって匂いがプンプンして、スピーカーの前には一人しかいないのに、人いきれまで感じさせる程の全体感・ドライブ感が何ともいい具合です。
O.レディングの生前にリリースされた最後の作品が本作('78年)であるというのも、何ともやるせない感がありますが、そんな感傷すら吹き飛ばす内容には諸手を挙げて"ありがとう、オーティス!"と叫びたくなりますね。
#バックを固めるMG'sがあってこそのこのノリなのは十分承知の上です。
なんてったって、D.ダック・ダンの跳ねまくりベースが何ともエキサイティングです!
(2005-05-10)
60年代ソウルの、いやライヴ盤史上に残る名盤だろう。
高校生の頃通った高田馬場のレコード屋には、
ソウルの名盤がずらっと並んでいた。
お金のない高校生の吉里爽は、それらを買うこともできず、
いかしたジャケットを眺めたりするくらいしかできなかった。
でも、確かに、これを高校時代に聴いた覚えがある。
買ったばかりのウォークマンで、夜中に目を閉じて、
67年の彼の地へと心を飛ばして・・・。
鈴木啓志さんのライナーノーツによると、
このアルバムはオーティス単独のツアーのライヴ音源ではなく、
スタックスレーベル全体のレヴュ-の中のベストテイクを
集めたものらしい。
ショーの構成としては、レーベルお抱えバンドであるMG's が、
入れ代わり立ち代わり登場するさまざまなシンガーのバックを務める
ようなものであったそうだ。
オーティスは1回のショーで5曲程度を歌っていたらしいのだが、
何回かのショーのベストテイクをかき集めて、
あたかも10曲を続けて歌っているかのように編集してあるのだ。
閑話休題。
とにかく、全10曲を、中だるみなく一気に聴かせる。
キャッチーなホーンのリフが名高い 01., 02.,
バラードシンガーとしての懐の深さを感じさせる 03.,10.,
カヴァ-曲の 04., 05., 06., 09., など、選曲もよし。
‘ Goota! Gotta! Gotta, gotta have it! ’と「ガッタ!」を
連発しつつ、MG's のたくましいグルーヴと一体になりながら、
突き進んでいくオーティスの姿が目に浮かぶようだ。
会場を埋めているオーディエンスは白人が多かったように聞いているが、
「熱い」音楽に飢えているようなヨーロッパのオーディエンスの熱気も
伝わってくる。
聴いていると、「オーティス、いい奴!」って感じがしてくるね(笑)。
(2004-11-04)
ここには書いてありませんが、CDの裏に「Digitally remastered by Bill Inglot and Dan Hersch at DigiPrep」と表記されてました。
リマスターされているとは思ってなかったのでちょっと得した気分です。
(2004-07-23)
おそらく,数ある実況録音盤の中でも、アーティストの音楽と聴衆のつながりを最もリアルに記録したものの一つがこのアルバムでしょう。一度でも彼のライヴ・フィルムを見た人なら,この音を聞くと彼がステージ狭しと吠え回る姿が想像できるでしょう。
彼の場合は死後にも数作の実況盤が出されているが,その何れもがかなり高いレベルにあることに驚嘆するが,ジミヘンと肩を並べる巨人オーティスとしては当然の事か。しかし,やはり生前の正式リリースに敬意を表すれば,これですよね。古い話しだが,私は彼のヒット曲からソウルへの道を開かれたファンの一人なので、その分の敬愛の念も重なっている。
汗の飛び散るオーティスの「ガッタ、ガッタ」の機関車ソウル、永遠の名盤です。
(2003-10-10)
いきなり「リスペクト」の大熱演。その熱気が冷めやらぬうちに「キャント・ターン・ユー・ルーズ」のイントロが・・・と、とにかく熱いライブ・アルバム。しかしこの②、知らない人は「ブルース・ブラザーズのテーマ」と思っていることでしょうな。ベース・ラインがやたらと格好よい。③のバラード、十八番の⑥、ひたすら盛り上がる⑩など、聴き所満載の一枚。これでもう少し音がよければ・・・と思わぬでもないが、この音質でも充分ヤられます。ソウル史上に残る大名盤。